2006

2006年賀状

革新的な技術に基づいているわけでも、豊富な機能を備えているわけでもない。 それでも、使う人の行動やライフスタイル、さらに考え方までも変えてしまうほどのインパクトを秘めている。そんな製品はどのようにして生まれてくるのか、不思議に思っています。綿密なトレンド分析や市場調査を積み重ね、人々が求めているもの、これから流行すると思われるものを的確に予測したから……のわけはないですよね。

もしかしたらそれは、自分がぜひ使ってみたいものを妥協せずに追い求めた結果なのかもしれません。そんな製品を創り出すことができた人は、毎日それを使いながら、さらなる夢を抱き続けているような気がします。