
アカデミー賞3部門を始め、様々な賞を獲得したNetflixの『ROMA』。そして、エミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したHuluの『侍女の物語』とAmazonの『トランスペアレント』。ここ数年、動画配信サービスのオリジナル作品が高く評価されるようになりました。競争の激しいこの業界に昨年秋、遅ればせながら2社が参入。膨大な数のコンテンツを保有するDisneyは、わずか1日で登録者数が1,000万人を超えたそうです。それに対してAppleは、オリジナルのドラマ8作のみでスタート。なんとハイリスクなことを……と思いきや、開始1ヶ月で『ザ・モーニングショー』がゴールデングローブ賞にノミネートされるという快挙です。何年もかけて市場を切り開いてきた先人達の背中を両社が一瞬でとらえた格好になりました。これまでずっと追われる立場だったAppleのこの“後出しジャンケン”から目が離せない年になりそうです。